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柔軟で使いやすい。FJD自動操舵が変えた、日本の農業の日常

日本では2019年頃から、ドローンやトラクターの自動操舵など、スマート農業技術の導入が急速に進んでいる。背景には、農業従事者の高齢化や人手不足、さらに若い世代の担い手不足といった課題がある。こうした状況を受け、日本政府も精密農業の普及に向けた政策支援や投資を強化している。


北海道で早くからスマート農業を取り入れてきた農家の一人が、田辺様だ。 北海道は日本で2番目に大きな島であり、日本全国の耕地面積の約25%を占め、農業産出額の約12.5%を支えている。最新の農業技術に常に関心を持っていた田辺様は、数年前から他社製の自動操舵システムも活用しながら、自身の農業経営にスマート農業を取り入れてきた。


夕張郡長沼町にある約25haの農地では、ブロッコリー、白菜、トマト、水稲、小麦、大豆など、さまざまな作物を栽培している。現在は、FJDynamicsのAT1、AT2、移植セットなどの自動操舵システムを導入し、日々の農作業に活用している。

初心者でも高齢者でも使いやすい、高い柔軟性

田辺様が最初にFJDのAT1ナビゲーションシステムを導入したのは、今から3〜4年前のこと。当時すでに他社製の自動操舵システムを使用しており、その便利さを実感していたという。特に、畝の均平作業や溝切り作業では、0.5〜0.8km/hという超低速でも安定した走行が可能になり、均一な畝をきれいに仕上げられる点に魅力を感じていた。


他社製の自動操舵を約1年間使用した後、田辺様はFJDynamicsを知り、「価格の手頃さ」に惹かれて導入を決めた。しかし実際に使い始めると、価格以上に「シンプルで使いやすい操作性」に驚いたという。 


FJDの自動操舵システムは、必要な機能が見やすく整理されたシンプルなUI設計となっており、作業データやガイダンスラインなどにもすぐアクセスできる。さらに、日本向けに日本語表示へ対応しているため、メイン画面のアイコンやメニューも日本語で表示され、直感的に操作できる。そのため、田辺様も短時間で操作に慣れることができたという。 


「柔軟性が高くて使いやすいので、初心者でも高齢の方でも簡単に使えると思います」また、自動操舵がガイダンスラインへ自然に入っていく動きも気に入っているという。「ラインに入る動きがすごく自然で、違和感なく作業できます」


「もう、これなしでは作業できないですね」 

日々使い続けるなかで、自動操舵は田辺様にとって欠かせない存在になっていった。 「衛星の受信状態が悪いと精度が落ちるんですが、そういう時は『今日はもう作業やめようかな』と思うくらいですね(笑)」


現在では、畝立てや収穫作業など、日常的なさまざまな作業でFJDの自動操舵を活用している。 除草や中耕作業では、2〜3cmほどの高精度を維持。「除草って、気を付けないと雑草と一緒に作物まで引っかけてしまうんです。でもFJDなら、ナビゲーション画面の播種ラインを信頼して作業できます」


さらに、自動操舵を導入してからの“ちょっとした変化”についても、笑いながら教えてくれた。 「以前は妻がおにぎりを持たせてくれていたんですが、今はお弁当になりました。 トラクターに座ったまま、箸でゆっくり食べられるようになったので(笑)」


また、自動操舵によって夜間の水田作業も可能になった。 正確なガイダンスによって暗い時間帯でも安心して作業できるため、夜の水田作業が新しい日常になっているという。必要に応じて夜間作業ができることで、作業スケジュールにも柔軟性が生まれている。


苗のムダ削減と均一散布によるコストメリット

水田での田植え作業では、田植機のマーカーが見えづらく、どこまで植えたのか分かりにくいという課題がある。特に長沼エリアでは、田植え前の排水性があまり良くなく、1〜3ha規模の圃場ではマーカーが見えづらいケースも多い。


FJDの自動操舵を導入したことで、田辺様はこうした課題を解決し、まっすぐな植付けを実現した。「苗のムダがなくなりましたね」 苗箱コストの削減だけでなく、苗箱運搬の回数も減り、作業時間や労力の削減にもつながっている。また、自動操舵は作物の生育にも良い影響があると感じているという。


田植え時には側条施肥を行い、生育ムラを抑制。野菜栽培ではライムソワーを使った肥料散布も行っている。ISOBUS機能を使用しなくても、自動操舵によって一定精度で均一散布できる点を評価している。


さらに、長沼エリアでは行政による基盤整備工事が進んでおり、大型ブルドーザーによる造成で土層が厚くなっている圃場も多い。そのため、ロータリー後にサブソイラーを使って硬盤破砕を行っている。 「どこまで硬盤が割れているか分かりやすくて、作業効率も上がります」 


また、自動操舵によって運転操作を任せられるため、後方作業へ集中できることも大きなメリットだという。「運転を任せられるので、前ばかり見なくていいんです。後ろの作業機をしっかり確認できるので、ミスも減ります」FJDではガイダンスラインの移動や進行状況の確認もリアルタイムで行えるため、その点も大きなメリットだと話す。


「1台入れると、全部に付けたくなる」

AT1導入後、田辺様はAT2やEasy Changeも追加導入し、田植機にも取り付けて活用している。AT2は、畝立てやマーカー作業、田植えなど幅広い用途で使用。現在では、地域の農家仲間にもFJDの自動操舵を勧めているという。「田植機にもFJDを付ければ、田植え作業に必要なものがほとんど揃いますね」 


今後について尋ねると、田辺様はこう語った。「ガイダンスラインをワンタッチで呼び出せる機能があると嬉しいですね。これからもFJDが進化して、農業を支えてくれることを期待しています」田辺様にとって、自動操舵は単なる機械ではなく、日々の農業と未来を支える“欠かせないパートナー”となっている。