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日本|土を守り、未来へつなぐ― 福菱がFJDアグリテックとともに切り拓く、福島から始まるグリーン農業

福島県の農地では、いま静かで力強い変革が進んでいます。豊かな自然と高品質な米づくりで知られるこの地域もまた、日本全体が抱える課題――担い手不足と後継者問題――に直面しています。


2026年に開催された 2026 FJDynamics Global Dealer Conferenceにて、私たちは Fukuryo Machinery Sales Co., Ltd.の菊池様にお話を伺いました。業界の変化を“目撃する立場”ではなく、“未来を切り拓く当事者”として挑戦を続ける、その想いに迫ります。


地域を支える「トータルサポート企業」福菱は、単なる農機販売会社ではありません。園芸施設の施工、環境保全対応、営農指導までを手がける“総合支援型”の企業です。その取り組みは国際的にも評価され、2025年にはMarketing Innovation Awardを受賞しました。




加速する技術革新の現場から

菊池様にとって、今回のカンファレンス参加は2度目となります。前回の深圳開催時にも最先端技術に触れましたが、それからわずか1年での進化の速さに驚きを隠せないと語ります。


「RTK技術を活用した自動操舵や土地レベリングの進化は本当に目覚ましい。わずか1年でも、さらに高度化していると実感しました。」


特に注目しているのが、 ATS Precision Spraying Systemです。日本では、水資源を有効活用するために乾田直播が広がりつつあります。しかしこの栽培方法では、雑草・害虫管理が新たな課題となります。ATSは、生育状況に応じて必要な箇所へ必要な量だけ散布する「可変施用(Variable Rate Application)」を実現。圃場全体への一律散布ではなく、ピンポイント制御を可能にします。「日本市場において、今後ATSは確実に浸透していくと感じています。」



拡大する作付面積と人手不足

日本の農業現場では、一人当たりの耕作面積が年々拡大しています。従来であれば家族経営で分担していた作業を、今では限られた人数で担わなければなりません。


「個々の農家が管理する面積は確実に増えています。防除などの作業を機械化・自動化することが、農業継続の鍵になります。」


圃場を一列ずつ歩いて確認する時代から、機械が“見る・判断する”時代へ。精密農業技術は、人手不足という現実に対する、具体的な解決策となりつつあります。



福島から広がるグリーン農業

近年、日本では「環境配慮型農業」への関心が高まっています。特に水稲栽培では、水資源の節約や省力化を目的とした乾田直播の普及が進んでいます。


一方で、その管理の難しさから農薬使用量が増える懸念もあります。菊池様は、テクノロジーによってその課題を解決できると考えています。


「ATS技術を活用すれば、必要な場所に必要な量だけを散布できる。これにより農薬使用量を抑え、環境負荷の軽減にもつながります。」


農薬総量の削減は、環境保全だけでなく、安全・安心な農産物の生産にも寄与します。それは福島の風土に適した、持続可能な農業への一歩でもあります。



デジタル時代の販売戦略

福菱が2025年Marketing Innovation Awardを受賞した背景には、デジタル活用への積極的な取り組みがあります。従来、農機販売は対面営業が主流でした。しかし福菱YouTubeチャンネルを開設し、日本の圃場で実際に機械が稼働する様子を発信。



「YouTubeでの発信が評価につながったと思います。」カタログでは伝わらないリアルな泥、地形、作業風景。


それらを共有することで、現場に寄り添った信頼関係を築いてきました。



次世代へつなぐ農業のかたち

菊池様が描く未来像は、「技術と自然が調和する農業」です。自動化によって人手不足を補い、精密散布によって環境負荷を抑える。それは単なる効率化ではなく、地域の農業を次世代へ確実に継承するための取り組みです。


FJDの精密農業ソリューションと福菱の地域密着型サポートが融合することで、福島から持続可能な農業の新たなモデルが生まれつつあります。 それは“より速い機械”の話ではありません。より安全な食、より健やかな環境、そして次世代へ続く農業の未来への約束なのです。


[Discover FJD Ag Solutions] | [Contact Fukuryo for Product Offers in Fukushima]



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