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若い米農家がスマート農業技術を活用、就農1年目で受賞

2023年、「第17回 あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト in 庄内町」で優良金賞を受賞した若手農家がいる。 鳥取県大山町にある未来ファームで、水稲と大豆を計16ha栽培する馬田雄大さんだ。 21歳という若さでの受賞は、単に栽培技術の高さだけではない。そこには、スマート農業技術を積極的に取り入れてきた姿勢が大きく関係している。 なかでも、FJDynamicsの農機自動操舵システム「AT1」は、馬田さんの農業経営を支える大きな存在となっている。

自動操舵が変えた、農業のあり方

「AT1を導入してから、農作業が本当に変わりました」 そう話す馬田さん。 自動操舵によって身体的な疲労が大きく軽減され、より高精度かつ効率的に作業できるようになったという。

馬田さんがFJD自動操舵を知ったきっかけは、地元販売店「ファームスカイテクノロジーズ(福田農機株式会社)」の展示会だった。 その場で実際に試乗し、操作のしやすさや精密農業への可能性に強い印象を受けたという。

「トラクターをまっすぐ走らせるのは、かなり神経を使います。特に農繁期は疲れますし、苦手な人も多いと思います。でも、自動操舵が運転をサポートしてくれるので、自分は後ろの作業機やほかの作業に集中できるんです。そこがすごく大きいですね」

日々の作業を大きく効率化

馬田さんは、自動操舵の導入によって、圃場面積あたりの作業時間が10〜20%ほど削減できたと感じている。また、燃料代の削減にもつながっているという。 特に気に入っている機能が、ガイダンスラインの保存機能、平行移動機能、そして「スマート入線」だ。

「一度作ったベースラインを保存できるので、毎回ラインを引き直す必要がないんです。後ろを何度も確認しながら、まっすぐ走ることに集中し続けなくていいので、そういった部分を全部システムがやってくれるのは本当に助かっています」


就農初期の壁を支えたスマート農業

2021年に実家の農業を継いだ当初、馬田さん自身も多くの不安を抱えていたという。 「『食料・農業・農村白書』でも、新規就農者の課題として“営農技術の習得”が挙げられていますが、自分も最初はトラクターの運転が大きな壁でした」と馬田さんは振り返る。

そんな馬田さんを支えたのが、スマート農業を早くから取り入れていた父親の存在だった。2021年の時点で、すでにドローンやFJD自動操舵システムを導入しており、その環境があったことで、就農当初から比較的スムーズに農作業へ取り組むことができたという。

「父がスマート農業に積極的だったおかげで、最初からかなりラクに農業を始められました。地域では、スマート農業の先駆者みたいになっていますね」 また、鳥取県内では野菜農家を中心にドローンや自動操舵が少しずつ普及してきているものの、地域全体ではまだ珍しい存在だという。

「AT1のおかげで、近隣の農家さんよりも速く、しかも高精度に作業できています。さらに、追加料金なしで新機能が使えるのも大きな魅力ですね」


進化し続けるFJD自動操舵

FJD自動操舵システムは、2020年の日本発売以降、継続的に機能アップデートを行ってきた。今年1月には、AT1でもAT2と同等の機能が使える大型アップグレードが実施され、操作画面もより分かりやすく改善された。

馬田さんが特に気に入っているのが、「スマート入線」機能だ。 「ラインに対して90度以内の角度で近づけば、自動でライン上に乗せてくれるので、細かい手動調整をしなくて済むんです。かなりラクになりました」

さらに馬田さんは、スマート農業には業界そのものを変える力があると感じている。 「作業効率が上がるだけでなく、新しい技術によって、若い世代にも“農業って面白そう”と思ってもらえるきっかけになると思うんです」

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より自動化された未来の農業へ

今後について尋ねると、馬田さんはさらに先の未来を見据えていた。 「極論を言えば、自動操舵を付けたトラクターが、自動で田んぼに行って作業してくれるようになったら面白いですよね。後付け機器で、普段使っているトラクターをロボットトラクター化できたら、日本の農業はもっと変わると思います」

また、スマート機器の普及によって、農業に対する社会のイメージそのものも変わっていくと語る。 「今の農業って、“きつい”“汚い”“儲からない”みたいなイメージがまだ強いと思うんです。でも、スマート機器が普及すれば、その印象を変えられる可能性がある。これまでの“きつい農業”から、“かっこいい農業”へ変わっていくんじゃないかなと思っています」

馬田さんにとって、FJD AT1は単なる作業支援機器ではない。高精度・高効率・省力化を実現し、日本の農業の未来を切り拓くための重要なパートナーとなっている。 「こういう技術が、次の世代の農業を支えていくんだと思います。AT1は、作業をラクにしてくれるだけじゃなく、精密農業をもっと身近なものにしてくれる存在ですね」

両手をより自由に、作業をより効率的に

 FJD AT1 農機自動操舵システムは、GNSSとRTKを利用し、トラクターを直線・曲線・同心円に沿って±2.5cm以下の高精度で自動操舵します。トラクターをはじめ、田植機やさまざまな農業機械に幅広く対応し、より効率的で快適な農作業をサポートします。